あわただしかった暮れをなんとか乗り越え、新しい年を迎えて普段の生活が戻ってきました。気持ちにゆとりが持てるのは嬉しいことです。こういう仕事を始めて3年余りになりましたが最近やっと自分が「お菓子屋」だという自覚を持ち始めたような気がしています。今ごろ?と笑われそうです。
若い頃からずっとピアノを教える仕事をしていて娘たちもそれぞれ違う仕事を持っていたので私たちが「お菓子屋」になるという計画は全然ありませんでした。何かコチョコチョ作るのは三人とも大好きでしたけれど。
小さなキッカケがあって、その時に周りの方たちに少しだけおだてられ、後先を考えない私達は木に登ってしまったのです。ですから初めはこれでお金を戴いていいのかしら?という気持ちがありました。三人の中で年長の私はそういう気持ちを一番長く引きずっていたのではないかと思うのです。逃げ道を用意していたのかもしれません。いつまでもそれではマズイのでは?と思い始めたのが最近のことなのです。自分が作るものに対する責任と自信が持てないのはプロでないと。
美味しい食べ物を食べる時、誰でも「幸せ!」と思うでしょう?「幸せ」を作る仕事って素敵です。
どうして私がお菓子を作っているか、このごちゃごちゃして文を読んでくださった方を巻き添えにしながら辿りついた最近の私の気持ちです。